表札といえば、天然石や天然銘木が主流でしたが、ステンレスやガラス、アクリル素材など新しい素材の商品が増え、現在はいろいろな素材を組み合わせたハイブリットな表札が売れ筋になってきました。
ご購入時の参考として、各素材の特徴をご説明します。
表札素材の特徴について
・天然石
研磨された天然石の美しい光沢が魅力です。
素材の中ではもっとも耐久性が良いと思います。
昔から表札や看板などに使用されていて、今でも根強い人気です。
アーチ型やウェーブ型などおしゃれな形状に加工された商品も増えてきました。
・天然銘木
天然木ならではの木目の美しさと温かみを感じられる優しい素材です。
天然石同様に今でも根強い人気です。
耐久性の観点からいえば、あまり強くはないですが、住宅街を見渡すと黒くなったり文字が薄くなったりしていても、そのまま使用されている方がほとんどです。
毎年、新しい天然木表札に変えられる方もいます。
和風建築に良く合います。
※直接雨風の当たる場所ではご使用できません。
・洋風タイル
耐久性も良く、お求めやすい価格も魅力です。
いろいろな壁面に合わせやすく、カジュアルな感じがでます。
カラフルなタイルから金属のデザインフレームを組み合わせたおしゃれな商品などデザインも豊富で選ぶのが楽しいです。
・和風タイル
タイルといえば以前は洋風タイルが多かったですが、現在は和風建築によく合う信楽焼や備前焼といった工芸品の陶板を使用した商品も増えてきました。
洋風タイルと同様に耐久性が良い素材です。
和風建築にはもちろん、洋風建築にも合わせられます。
・ガラス
ガラス部分を浮かしている商品が多いので、ボールが当たったなどの衝撃には弱い部分もありますが、素材の耐候性は良いです。
清涼感があり、爽やかな雰囲気が演出できます。
シンプルな透明ガラスからカラーガラスや和紙などを挟んだユニークな商品まで種類も増えてきました。
※ボルト取付の商品は割れないように慎重に取り付けてください。
・アクリル
ガラスと同じく清涼感があり、またガラス素材よりも安く、加工もしやすく汎用性の高い素材です。
屋外用のアクリルを使用していますので、耐久性も問題ありません。
アクリルに直接デザインをプリントされた商品や、いろいろな素材と組み合わさった商品など種類も豊富です。
・ステンレス:ヘアライン加工
ステンレスの表面に直線上に連続した細い研磨目をつけた美しい仕上げです。
明るいイメージのステンレスヘアラインタイプとクールで高級感あるブラックステンレスヘアラインを使用したタイプの表札があります。
錆びに強く耐久性の良い素材です。
モダン建築やコンクリート打ちっぱなしの壁面等によくマッチします。
※近年の環境悪化に伴い、もらいサビの発生が増えてきています。
表面に汚れが付いた場合は、こまめに拭き取りなどのお手入れをすると美観が保てます。
・ステンレス:バイブレーション加工
ステンレスの表面に渦巻状の研磨目を無数につけたユニークな仕上げです。
カラーは通常のステンレスの他に、ピンクブロンズ色とニッケルシルバー色を使用した表札があります。
錆びに強く耐久性の良い素材です。
モダン建築やコンクリート打ちっぱなしの壁面等によくマッチします。
※近年の環境悪化に伴い、もらいサビの発生が増えてきています。
表面に汚れが付いた場合は、こまめに拭き取りなどのお手入れをすると美観が保てます。
・銅
あかがね色の美しい金属です。
十円玉の素材が銅になります。
徐々に色変わり(変色)していきますので、素材のエイジングを楽しめます。
初めからアンティーク調に仕上げ処理した銅イブシ色や銅ブロンズ色もあります。
※紫外線の当たらない室内ですと変色の進行は遅いです。
・真鍮
こがね色の美しい金属です。
五円玉の素材が真鍮になります。
徐々に色変わり(変色)していきますので、素材のエイジングを楽しめます。
初めからアンティーク調に仕上げ処理した真鍮イブシ色もあります。
※紫外線の当たらない室内ですと変色の進行は遅いです。
・アルミ合金
錆びに強く軽量なので比較的取り付けやすい素材のひとつです。
表面に塗装やカラーコートが施されている商品が多いです。
薄いプレートタイプは既存の表札の上に貼り付けたりなど、リニューアルなどにも使用できます。
表札素材の耐久性・耐候性について
表札で使用されている素材(天然木以外)は屋外で長期の使用にも耐えられる耐久性良い素材です。
ただ色褪せや変色に強い耐候性の良い素材になりますと、天然石 > ステンレスヘアライン > ガラス = セラミックタイル になります。
※素材の質やお手入れによっても変わります。